お客を満足させて成功するロケット団の商売・フィオネはやはり幸運をくれた?

　トーノZEROのアニメ感想です。

　今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「いたずらフィオネ！」

あらすじ §

　サトシ達はロケット団の観光船に乗り、幸運を呼ぶというフィオネを見ます。

　フィオネの1体は、ヒカリのミミロルに一目惚れしますが、ロケット団に捕獲されます。

　フィオネはロケット団から逃亡し、ミミロルのところに行きます。そこで、ミミロルをかばうピカチュウにバトルを申し込みますが、ミミロルがバトルを受けます。ミミロルとのデートを賭けたバトルはミミロルが勝利し、フィオネは海に帰っていきます。

感想 §

　フィオネを見た者は幸運を得られるが、実はフィオネ自身は幸運を得られない……という話でしょうか。

　実際、ロケット団はいつにない大きな幸運を手にしています。彼らが行った商売は、フィオネを確実に見られる当てがないにも関わらずそれを見せることができ、客を満足させ、収入を得て、正体もばれないでサトシ達を下船させることができます。ここまで最後まで上手く行ったロケット団の商売はあまり無いような気がします。

　これはもう本当に驚くほどです。

　彼らのツキが落ちるのは、フィオネ捕獲後です。

　そしてもう1つポイントになるのは、フィオネ自身は必ずしも幸運を得ていないことです。最終的にフィオネの恋は成就しません。ミミロルは「ピカチュウが身体を張って自分を護ろうとしてくれる」という幸運を手に入れますが、フィオネは得られません。

　幸運とは、あるいは本当の幸運とは何か、考えさせられるエピソードですね。

更に感想 §

　液体になってあちこちに出現するフィオネは人間達を驚かせ、怯えさせます。しかし、プールに出たときだけは好意的に見てもらえます。実はこのシーンに何かとてもホッとするところがありました。

今回の一言 §

　潜行艇の窓から外を見ているタケシとグレッグル、まるでデートをしているように見えました。